いやー読み応えありました!そしてときめきました。
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この本、洋書は前からあって読んだ事あったんですけど、最近翻訳版がでててコレ。
P-VINE BOOKSってとこから3000部限定で発売。
同居人がソッコーGETしたので読ましてもらいました!
いやー洋書のヤツでも写真みて凄く楽しめたんですが、文章を読んで相当楽しめました!
何個かあげてみると(すこーしだけ写真を載せさせてもらいます)
当時1952年当時プレシジョンベースは199ドル50セント、パートナーのベースマンアンプは203ドル50セント。その当時の最高位機種のアップライトベースが310ドル、フェンダーベースをセットで買うとそれより100ドル近く高い。
当時のどのプロベーシストにとってもプレシジョンベースを買うには一台決心が必要だったみたいですねー。
でも買ったベーシストはステーションワゴンやバンのような大型車を持たなくてよくなること大金をだしても惜しくない長所だったみたいです。
当時はウッドベースを車の屋根にくくりつけて移動するバンドマン達が珍しくなかったみたい(笑)
しかしそう考考えると、今現在ヴィンテージとして希少価値で100万だとかで取引されて、高ーって感じるけど、価値はそんな変わらないんかも。
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そして1959年はシャドウズのハンク・マーヴィンの影響でイギリスでストラトが大フィーバー
そのイギリスででのフェンダーの販売代理業者の第1号がVOXアンプの製造業者だった事。
販売代理業者第2号セルマー(Selmer)だった事
とにかくこの頃イギリスではハンク・マーヴィンと同じフィエスタレッドのストラトが注文殺到だったらしい。
そして面白いのがフィエスタレッドの注文の数にフェンダーの生産量が追いつかず、上であげた輸入業者がフェンダーの公認を受けないままイギリスに到着したサンバーストカラーのギターを勝手に塗り直し、本物のフィエスタレッドと信じて疑わない若いロックンローラーたちに売ったらしい(笑)
しかも名前まであった「セルマーリフィニッシュ
でたー。塗りなおされた非オリジナルなのに今ではかなりの高値で取引されてるらしい。
ほかにも謎がいっぱいの激レアカラーのスパークル、さらにはスパークルの中にもバーストしてるやつがあってそれをサーフバーストって呼ぶらしい。(ディック・デイルのバンドはメンバー全員このサーフバーストだったらしい)
赤のサーフバーストのジャガーらしきものは最近某楽器屋で目撃しました(1月17日の日記参照)
そんな感じで面白い事いっぱいです。
こういう本ってFENDERの事はもちろん、骨董心もくすぐられるし、当時の時代背景、音楽シーンもわかっていいですね!
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最後にマローダーって幻のギター、1965~66のカタログに載ってるけど計画中止で出荷されんかったみたい。。GSっぽい!