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先日同居人がストラトのネック調整をしてもらいたい、という事で、僕も大好きな池の上にある小さな楽器屋さんについて行きました!


小さな楽器屋さんとはいえ、置いている楽器は見たこともないようなレアな50年代〜60年代の楽器が多く、その日はギブソンの59LP通称バースト(軽く1000万オーバー)なんかもありました。



個人的にもベースのメンテで何度かお世話になっておりそこに行くと作業中に、店のオーナーさんの、雑誌には載っていないヴィンテージFENDERの深いお話しを聞けて、凄く楽しめます。



そんでもって、最近気になる60年代中期〜後期のフェンダーベースは、フラットワウンドを張っても60年代初期のベースのようにフラット弦を鳴らしきれない、という話。その真相を聞きたい。


まあ個体にもよるんでしょうが、読んでるマニアックなベースブログでもたまに見かけます。



今自分が使ってる66年のプレべにフラット弦張ってもそりゃあいい音して気に入ってるのですが、60年初期のサオだともっと良いのか?


聞いてみた所



「全然違いますよ」と。



65年以降はラウンド弦張ってやるとバツグンに元気に鳴るけど、フラット弦じゃ全然ダメなヤツが多く感じます。との事。



音、出してみますか?



そんでフラット弦張った62年製のコンディション抜群のプレべを弾かせてもらう事に



ぐわーすげえ!



すげえの一言の音でした。



出音に凄い色気がある。


 


62年のFENDERは何か魔法がかかってる、ってベースも達者な芸能人中村梅雀氏も言ってたように、まずそもそもこの竿には魔法がかかってました。



そりゃーリイシューも62年仕様が多いハズだ!
何がどう違うのか、っていったらネックとの事。



指板には密度が高く硬い音響的に優れているブラジリアンローズウッドが厚く張られている。



そしてこの頃のメイプルは黄色くて硬い、あとネック自体の厚みもその後のより太い。そしてピックアップの巻き
その辺りが要因で、この年代の音を作ってるよう。


塗装も更に薄いっぽい。


フラット弦貼ったらもうドンズバですね!



もっともこういう音にここまで感動するなんて、俺もこっち側に来てしまったか。。



66年を買った理由は、指弾きでも輪郭がくっきりしてるし、ピック弾きだったらはじけるようなロックな音がするから。



なのにもっと古い完全オールドスクール仕様なベースに凄く痺れた!


 


ただこれにしてしまうと本当にいわゆるシブいオジサン仕様というか、、



なんかええんかな。って気もする
周りの20代の同世代ベース弾きではまずおらんなー。


 


本当に欲しくなっちまうじゃねえかコンチクショウ。



加速する物欲とどう闘うか、来年のテーマです。


 


マジで厳選されたいいモノばかり置いてます。池の上の小さな楽器屋さん!


 


ちなみに一緒に行った同居人はES335に、うわーー。。って言ってました