ベースという楽器は難しい、アンサンブルにおいてカッコイイ事をしてもそんなに目立たなかったり、逆にミスすると凄く目立ってしまいメンバーの皆んなを不安にさせる事がある。
ベースという楽器は楽しい、音楽を踊らせる事ができるし、観ている人、聴いているオーディエンス達を体の奥の底から興奮させる事ができる、とにかく支配力のある楽器。
そして近年一番技術が発展している楽器だと思う。
今日はそんなベースの話
2020年〜2022年 コロナ禍において、自分は家で1人で弾く事が多くなり、なんだか色々な事にシビアになる
ちょっとした音符のずれ、他のプレイヤーとの違い、音色。フレージング。
ネットをみると色々な上手いプレイヤーが出てくるし、DAWの波形を見るとベースの0.1mmのズレで音楽が軽くもなるし重くもなるのを神経質に体感していた。
本当にこれでいいのか、と思う事も沢山あって何もつかめず落ちる日もあれば上がる日もあった。
しかしコロナ禍も終息方向に向かっている(多分)と同時に自分の中で何かが見え始めている気がしていて、それはやっぱりアンサンブル
バンドで人と合わせると、一人の時に入れていた音が必要なかったり、他のパートが助けてくれるのか、そんなに頑張んなくて良かったりする。何よりそんな細かい事じゃなくてもっと大きな大事なものがみえてくる
今更だけどアンサンブルの力って凄い。
先日凄く有難い事にGLAYのJIROさんと知り合う事ができ、招待をいただいてGLAYのライブを目の前で観る事ができた。
GLAYはとにかくバンド力が凄くて、JIROさんのベースは推進力、スピード感、グルーヴ、音の厚み、フレージング、全てにおいて最高に楽曲を支配していて、バンドを支配していて会場を隅々まで踊らせていた!
僕はそれを観て、最高に興奮してこの次元でベースを弾けるようになりたいと思いました。
今強く思うのは、やっぱりベースは人をダンスさせる事に強く意味があるという事、僕が好きな音楽は全て元々は人の気持ちを高揚させて踊らさせるのがルーツだと思う、ブルースだってジャズだってR&B、ソウル、ディスコ、ロックンロールは全て人を踊らせる。
最近upした自分が大好きなソウルの曲のカバー動画
嬉しい事に海外の方々からもコメントが沢山もらえてて、その中に
『man. great job. but how can you sit and play I have to dance those bass lines. thanks for posting.』
「クソ!素晴しい!でもなんで座って弾けるんだ?私たちはそのベースラインで踊らなければ!」
と少し冗談混じりにもとれるマジなコメントがきて、そうかやっぱりこれはダンスミュージックだったんだなと。
ベースは指先だけで弾くものではなく、身体全体で弾くものだと。
僕は今、この事を絶賛シフト真っ只中でまだ中々出来てはいないと思うけど、最近これに気づけたのは大きい
とにかくライブの時の心構えが少し前の自分とあきらかに変わっているのを実感しています!
今は色々な情報があるし、時代が変わっても技術がどんどん進化しても、自分が一番カッコいいと思う確信的な部分を忘れちゃいけないなと思う日々です。
こんな長い文章書く暇があったら練習しなきゃってのも忘れちゃいけんね
ありがたい事に忙しくなってきました。毎日弾ける事に感謝、続けれてる事に感謝!
ベースは楽しいよ👍
道は続く…