最近出す音について少しずつわかってきた事があるのですが、
自分は昔から細かくリズムがずれてるだの、ピッチがずれてるだの、結構神経質になって、練習してきて、他のバンド見てもそういう所が気になったりしとったけど
音楽ってそういうもんじゃないし、音や歌って要は気持ちだな、と最近凄くわかってきました!



熱い気持ちだったり、悲しい気持ちが伝わるかどうか。



表現する為にはもちろん技術がいるんですけど、その技術で頭でっかちになるのはマズいよな。



でもいわゆる一線で活躍しているバンドやミュージシャンはそれを両方兼ね備えてるから恐ろしいんですけどね!


 



最近思います、東京へ来て4年弱、もう一歩進まないといけない時かもしれない。
まぁ常にそう思ってますが。



最近よく話題になってるのは職業音楽家というのがなくなる方向に時代がどんどん進んでいるという事。



どういう事かというと、ミュージシャンというのが職業ではなく、ライフスタイルの一つになるという流れ。



要は音楽がビジネスとして成り立って来た事がどんどん崩壊してきているという事
まぁレコード会社の内情とかは詳しくわかりませんが、周りの仲間や先輩の話しを聞いたり、CDの売り上げとか、客入り、経費削減、ギャラの少なさとかでわかりますよね。



そもそも自分が10代の頃、J-POPのCDバブル、ビジュアル系バンド全盛期、インディーズバンドでの大成功例が沢山出て来た。
でも、就職せずに音楽で食うというのはかなりの賭けで、まずプロになれるのもほんの一握り、そこから有名になるのは更に一握り。



そしてそこから更に継続して音楽で生活していかなくちゃいけない、という



まあいつの時代もそうでしょうけど。夢は凄い見えてた。
ここへ来て音楽家は職業でなくなるんじゃないか、みたいな流れになっていて、入口すら無くなってしまうのか!
と、全く想像はしていなかった流れです。



ライフスタイルってのは要は趣味って事か、または音楽は副業で兼業農家的な。



自分は趣味で音楽やりに東京に上京して来たわけではなく、職業ミュージシャンとして、10代の頃に思い描いた誇れる自分を想像し、来ました。



その思いは今でもまったく変わってなくて、
時代がそうなら仕方ないか、別の仕事を探して音楽はマイペースにやっていこうという気持ちには全くなれない。



じゃあ、どうしたらいいのか?って、この調子で続けていくしかないのですが



プロデューサー兼ベーシストの佐久間さんが「BLOGOS~音楽業界の危機的状況」という記事で、



「100万枚売れるアーティストが1組出るより、1万枚売れるアーティストが100組出たほうが文化的には正しいと思う。」



というのには、何かヒントがあって、これからの時代はそうなっていかなくちゃいけないと思い、とても共感できました。
諸外国からみればそれが普通で日本の音楽シーンってかなり稀みたいですが。
ただ1万枚売れるのが100組ではなくて、100枚しか売れないアーティストが1万組になっちゃった。ってのが今の状況らしい(笑)


 



この前、あるミュージシャンの大先輩と話していて、これから先どういう人が職業ミュージシャンときて残っていくんですかね?
と質問をなげかけた所



「それは自分にもわからないけど、ただ一つ言えるのは使命をもってやっている人じゃないと残れないんじゃないかな。」



とおっしゃっていて、なるほどな。と



現在幸いにも色々な人達と音楽をやらせてもらって、最低限ですが音楽で生活できるようになったし、日々進歩している実感はあるけど、もう一つ大きい所で物を見ていかないと10年後がないなとひしひしと思う毎日です。



ミュージシャンの端くれとして、まだまだ夢はみたいし、それが本職として30代も40代も50代も駆け抜けて行きたいなとは思います。



でもその為には自分がもう一歩前へいかなくちゃいけない。



なかなか険しい道のりです!



まだまだ歩き疲れてないし、勉強しないといけない事も沢山ある、やらないといけない事も沢山
カッコいいバンドもミュージシャンも沢山いる!お客さんもいいものには集まっている!
だからまぁ、楽しいんですけどね!
つらつらと長文失礼しました、これが今の自分です。